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【文科省:令和8年度 概算要求のポイント】GIGAスクール構想のその先へ!働き方改革と「個別最適な学び」を実現する教育DXの加速

  • ayakonakagawa
  • 3 日前
  • 読了時間: 5分
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先生方、いつもお疲れ様です。


この度、文部科学省から発表された「令和8年度 概算要求のポイント」には、教育の未来を大きく左右する重要な施策が盛り込まれています。


特に注目すべきは、「GIGAスクール構想の更なる推進と学校DXの加速」と、「生成AIの活用を通じた教育課題の解決・教育DXの加速」です。


1人1台端末の環境が整った今、その次のステップとして、先生方の「働き方改革」と、子どもたち一人ひとりに合わせた「個別最適な学び」を実現するための具体的な道筋が見えてきました。


今回は、この概算要求のポイントを分かりやすく解説し、貴校・貴教育委員会が直面する課題をどう解決できるか、弊社のソリューションと共にご紹介します。




1. 文科省概算要求に見る教育DXの最新動向


「令和8年度 文部科学省概算要求のポイント」から、教育DXに関する主要な項目をまとめました。


(1)GIGAスクール構想の次の一歩:端末の更新とDX基盤の整備


GIGAスクール構想で導入された1人1台端末は、更新時期を迎えます。概算要求では、この「1人1台端末の着実な更新」が明確に打ち出されており、予備機の整備も含めて支援が継続されます。さらに、教育DXの土台となる基盤整備に、前年度予算の約7倍となる37億円を要求しており 、特に「次世代校務DX環境」への移行が強く推進されます。


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(2)先生の負担軽減に直結!「校務DX」の加速


先生方の負担軽減は喫緊の課題であり 、「経済財政運営と改革の基本方針2025」では、時間外在校等時間の月30時間程度への縮減が目標とされています。この目標達成の有効な手段として、校務DXの加速が不可欠です。


  • 次世代型校務支援システムの導入状況は、導入済みがわずか6.1%にとどまっており、抜本的な拡充が求められています。

  • 「校務DX等加速化事業」(新規3億円)では、「今の環境でできる校務DX」の事例創出や、次世代型校務支援システムの調達・仕様書作成に関する教育委員会への専門的な支援が盛り込まれています。

  • また、GIGAスクール構想支援体制整備事業(37億円)では、都道府県域での共同調達・共同利用を前提とした次世代校務DX環境の整備が支援されます。これは、異動時の負担軽減や教育データの継続性確保にもつながります。




(3)教育の質を変革する「生成AI」の本格導入


教育DXの最も注目すべき変化の一つが、生成AIの本格的な活用推進です。


  • 「生成AIの活用を通じた教育課題の解決・教育DXの加速」には、8億円(前年度2億円)が要求されており、前年度から4倍に拡大しています。

  • 「生成AIパイロット校」の指定による教育利用(教科等横断的な活用)と校務利用(活用業務・方法の「可視化」)の事例創出を優先的に支援します。

  • 特に校務での利活用は働き方改革に有用とされていますが、利活用している学校は限定的であり、手引きの策定などによる普及啓発が強化されます。

  • 実証研究のテーマ例として、多言語対応が必要な外国人児童生徒等への支援や、個別最適な学習の提供、教育データの利活用などが挙げられており、教育課題の解決に生成AIが活用される可能性を検証します。



2. 教育現場の課題と弊社の貢献


先生方の課題:負担軽減と指導力向上

日々多忙を極める先生方にとって、GIGA端末の導入は「新たな業務」を増やした側面もあります。


  • 校務の非効率化: 旧来の校務システムとGIGA端末の環境が分断され、データ入力や集計に手間がかかる。

  • ICT指導のノウハウ不足: 端末や新しいツールを導入しても、授業で効果的に活用するためのノウハウや時間が不足している。

  • 新たな技術への対応の遅れ: 生成AIなどの先端技術が急速に進展する中、「どう使えば良いか分からない」という戸惑い。



弊社のソリューション:DXコンサルティング、教員研修

弊社は、文科省の推進する教育DXの方向性と現場の課題、その両方に応えるためのサービスを展開しています。


1. 教育DXコンサルティング概算要求で強く推進される「次世代校務DX環境の整備」や、「生成AIの校務利用」を成功させるための専門的知見を提供します。


  • 中立的立場で最適な環境デザイン(ICT環境整備支援):文科省が支援する次世代型校務支援システムの調達や仕様書作成(概算要求に明記 )において、特定の製品に偏らない中立的な立場で、貴教育委員会のニーズに合わせた最適なICT環境の設計を支援します。共同調達・共同利用を前提とした都道府県域でのロードマップ策定もサポート可能です。

  • ICT活用向上支援(授業デザイン・効果測定):せっかく導入したICT機器を「使ってよかった」に変えるため、生成AIの活用を含む魅力的な授業づくりを先生方と共創し、ICT機器の運用状況や学習効果をデータに基づき改善へと導きます。



2. 教員研修文科省が求める「教員の負担を軽減しつつ指導力向上を図る」ための支援を行います。


  • ICT活用/職能スキル研修:生成AIやデジタル技術を授業や校務で効果的に活用するための実践的な研修やワークショップを提供します。生成AIの教育利用・校務利用の好事例や、外国人児童生徒への多言語対応など、概算要求で示されたテーマに対応した研修プログラムも構築できます。

  • 評価を用いて「学習を支援する」ための研修:デジタル化・個別最適な学びの実現において重要となる学習評価のあり方について、最新の理論と実践に基づいた知識とスキルをアップデートする研修を提供します。



3. まとめ:共に創る「未来の学び」


文部科学省の概算要求からは、教育のデジタル化が「単なる機器導入」のフェーズから「活用と変革」のフェーズへと移行し、先生方の働き方改革と個別最適な学びの実現が両輪で進められようとしていることが分かります。特に校務DX生成AIの活用は、その変革の「鍵」です。


しかし、これらの変革を現場の力だけで進めるのは容易ではありません。貴教育委員会・貴校が、この大きな変革の波を乗りこなし、子どもたちに質の高い教育を提供し続けるために、私たちの知見と実践的なノウハウをぜひご活用ください。「教育DXコンサルティングについてもっと詳しく知りたい」「次世代の校務DXについてコンサルティングを受けたい」といった具体的なご要望がございましたら、お気軽にご相談ください。貴校の教育DXを成功に導くために、私たちが全力で伴走します。




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